胃内視鏡検査について
当クリニックでは患者さまにできるだけ楽に胃内視鏡を受けていただくため
- 1. 経鼻内視鏡
- 2. 鎮静剤を用いた胃内視鏡
の二つの方法を行っております。
経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ)
径5.9mmの細径の内視鏡を用いて、鼻から挿入する検査方法です。以前に口からの内視鏡検査の経験がある方が、鼻からの内視鏡検査を受けると、約95%の方が“次回も鼻から”を希望されるという報告があります。
メリット
- 舌のつけ根に触れずに食道に入るため咽頭反射(オエッとなる反射)がない。
- 鼻の麻酔のみなので体に対する影響が少ない。
- 意識がある状態なのでリアルタイムで内視鏡の画像を見られる。
- 口から内視鏡を挿入しないので医師と会話しながら検査を受けられる。
デメリット
- 鼻腔の狭い方では多少鼻が痛む場合がある。
- さらに鼻腔の狭い方では内視鏡が挿入できないことがある。
鎮静剤を用いた胃内視鏡
少量の鎮静剤を用いて、眠っている間に内視鏡検査をする方法です。通常口から内視鏡を挿入します。検査が終わってから、“もう終わったのですか?”と聞かれる患者さまがよくいらっしゃいます。
メリット
- 眠っている間に検査をするので非常に楽。
- 緊張しやすい方でも楽に検査を受けられる。
デメリット
- 鎮静剤を用いるので心臓や肺に持病のある方や高齢の方は注意が必要。
- 検査後に麻酔がさめるまで休んでいく必要がある。
※二つの方法とも保険が適用されます。
胃内視鏡検査の流れ
ご予約
前日までにご予約いただきます。
→胃内視鏡検査のお申し込み
検査前日
夕食は午後9時までにすませていただき、その後は固形物を召し上がらないで下さい。
水分(水、お茶、スポーツドリンクなど)はお摂りいただいて構いません。
検査当日
朝食は召し上がらずにご来院下さい。
検査の4時間前までは水分(水、お茶、スポーツドリンクなど)をお摂りいただいて構いません。
乳製品や果実の入ったジュースは飲まないで下さい。
高血圧や心臓病などのお薬をお飲みになっている方は検査の4時間前までにお飲み下さい。
糖尿病の薬の服用やインスリン注射はしないで下さい。
タバコは胃の動きを活発にしますので、検査終了までは吸わないで下さい。
衣服はゆったりとした、締めつけのないものでご来院下さい。
検査直前
お手洗いをすませておいて下さい。血圧測定をしていただきます。
検査
胃の中の泡を消すお薬をお飲みいただきます。
鼻からの検査の場合、鼻の中の麻酔を行います。
口からの検査の場合、のどの麻酔を行います。
鎮静剤を用いる場合、点滴をして鎮静剤を投与します。
鎮痙剤(胃の動きを弱める薬)を注射します。
※緑内障、前立腺肥大、心臓病のある方は事前にお知らせ下さい。
内視鏡検査開始
検査時間は5~10分程度です。
必要な場合、組織検査(生検)を行います。
検査後
鎮静剤を使用した場合、麻酔がさめるまでリカバリー室でお休みいただきます。
のどの麻酔が切れるまで、1時間程度は飲んだり食べたりしないで下さい。
鎮静剤を使用した場合、検査当日のクルマ、バイク、自転車の運転は避けて下さい。
検査結果のご説明
診察室にて画像をお見せしながら、詳しくご説明いたします。
組織検査(生検)を行った場合は、検査結果を後日ご説明いたします。(通常7日後)
胃内視鏡検査のお申し込み
(1)ご来院、(2)お電話にてご予約を承っております。
胃内視鏡検査は診療時間(9時~12時、15~18時)内に行っております。
ご来院
事前にご来院いただき、ご予約をお取りいただきます。
他の医療機関からのご紹介の場合、診療情報提供書(ご紹介状)や胃のレントゲン写真をお持ち下さい。
内服中のお薬がある場合は、お薬の内容のわかるものをお持ち下さい。
お電話 043-305-0818
電話受付時間(月・火・水・金・土)9:00~12:00 15:00~18:00
クリニックの診療時間内にお電話をいただき、ご予約をお取りいただきます。